ローカル線の知られざるもう一つの一面について

私は先日休暇を利用してとあるローカル線に初めて乗ろうとその路線の発着駅に向かっていました。
でもその途中で、窓からの景色を見ていたら、ちょっと気になる所を見つけました。
それは何台かの列車が雑草に飲み込まれんばかりの異様な光景でした。
そのあとローカル線に乗り換えて次の駅に着く手前で線路が本線とは離れていく別の線路がありました。
さっき見たものと関係があるのかと思ってその駅で降りましたが、その線路と逆方向にしか出られませんでした。
それなので駅に近い踏切で線路がある方向に渡りました。

それから道路を真っ直ぐ歩いて先ほどの線路が横切る踏切に辿り着きました。
そこからは取り敢えずその線路沿いの道路を歩いていって、途中通れない箇所はスマホの地図の案内を頼りに迂回しながら歩いて行きました。
すると、線路の終点にはやっぱり最初に見て気になっていた場所でした。

そこには少し古びた貴重な蒸気機関車と客車や貨車などがあって、奥にはあの最初に見た雑草に紛れそうな客車もありました。
その具合からして長い年月動いていないように思えましたが、新しい車両がある車両基地とは一味違う光景に圧倒されました。
最近は蒸気機関車にイギリスの人気キャラクターの顔を付けて走っているのが有名なのですが、こういった別の一面を見られる事ができて良かったです。
暫くそこにある車両をスマホのカメラ機能で撮影した後に、先ほどの駅に戻って再びローカル線の旅情と味覚を楽しみました。
後日調べたところ、ローカル線を長きにわたって支えてきた列車があるという事で、鉄道ファンには人気の場所でした。

線路は近くを流れる川から採られた砂利を運ぶ貨物線として使われていたようですが、しかし川から砂利が採る事が禁じられてしまった為に休止路線として扱われました。

そして本線を走る車両は現在では生産されていない部品が使われているものが多くて、もし故障してしまってその部品を調達する為の列車を保管している場所になったのだと分かりました。
そこにあるのは走れなくなったり老朽化などで使われなくなったりした車両だったのですが、今後の有効活用されるその日まで留まっているのだと思いました。
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