誰ともカブらないオンリーワンなはんこ

わたしがチタンはんこと出会ったのは、ショッピングセンターに入っているはんこ屋さんでのことです。義両親と共に、生まれたばかりの息子の銀行印を作るためでした。
初孫のために義両親が通帳を作ってくれることになったのです。

はんこ屋さんに入るとたくさんの種類のはんこがありました。昔からある象牙や黒水牛、プラスチックでできた可愛らしい物まで。
店員さんが来てひとつひとつ説明をしてくれます。その中でお義父さんが見つけてきたのが、チタンはんこだったのです。

まずは、見た目のかっこよさにビックリしました。ツヤのないシルバーの素材はスタイリッシュで、誰ともカブらないオンリーワンなはんこ!そんな印象でした。
そして、手に取った時のほどよい重量感。それに手への収まり感がすごく良く、はんこの押しやすさを想像できました。

しかし、はんこは朱肉で押す物。金属であるチタンが朱肉と馴染むのか?インクを弾いてしまい押せないのではないか?と思ったのです。
店員さんへ尋ねてみると、よかったら試しに押してみられませんか?と自信満々にすすめて来られたのです。
疑う気持ちで、チタンはんこを手に取って朱肉にトントンと押し付けて紙に押してみると…なんと!鮮明にハンコが押せていたのです。
驚きました!あとで店員さんに聞くと、意外かもしれませんがチタンは朱肉によく馴染むらしいのです。しかも、チタンは粒子の密度が高いのでインクを吸収し過ぎないのだそうです。そのため耐久性に優れ、劣化することなく使い続けることができるそうです。

割れたり、欠けたりしないチタンで出来たはんこは一生使える祖父母からの初めてプレゼントになりました。