今年の夏こそ挑戦したいと思っているけれど

小さいころからずっと「小鳥と一緒」だった私は今も3歳のインコと暮らしています。
最近のインコブームとかで、「インコの匂いのするアイス」や「インコの匂いのする香水」なんかの話題もとても興味深く見ていました。

商品が販売されたときに「そうよ、まったく賛成」と思ったのです。
可愛い小鳥たちは飼い主にとってまさしく「スイーツのイメージ」があります。
私の場合も愛鳥が白文鳥だったときはケーキ屋さんでよく見かける「白い生クリームデコレーションがメインのケーキ」そっくりだと思っていました。
あんこのいっぱい詰まった和菓子風のイメージの愛鳥もいたし、今のコはまさしくエッグカスタードタルトのイメージです。

だからインコアイスも夏のデザートの定番として試してみたいと思っているものではありました。
残念ながらもうひとつ「よーし、食べてみよう」という盛り上がりに欠けてまだ試したことはないのですが。

というのも「やっぱりちょっと怖い」という気もするのです。
愛鳥の匂いが一番するのは水浴びした後ですが、餌となる穀物などの香ばしい匂いのほかにどうしても「脂臭い」ところがあるからです。
鳥の羽には雨水などをはじくように油分があります。
そのせいか水浴びの後には、私の経験からすると羽を守るための脂の匂いもいっそう強くなるわけです。
健康な鳥の体臭として飼い主としては好きなものですが、食べるとなると「ちょっと違うな」と思ってしまうのです。

もちろん食べ物として「鳥の匂いのイメージ」で作られている商品で、本当に「鳥の匂い」ではないとわかっていても耐えられるかどうかはわかりません。
そのために興味はすごくあるのだけれど、「実際に買って食べる」というところまではいかないのです。

でも商品はなかなか好評だそうです。
人気のために一人のお客さんが買う個数に制限がかかる場合もあると聞きます。
そうなるとますます食べてみたいけど、やっぱりなんとなく怖い、という葛藤が心の中で続きます。

アイスの材料を見ても黒ゴマとかナッツ・雑穀やフルーツなど普通なら健康的だし美味しいし、という食材ばかりです。
だからインコのアイスであるかどうかは関係なく、アイスクリームとして美味しいだろうなと思います。

今年こそは、と思いながらチャンスを逃した昨年。
同じ葛藤を繰り返しながらも「どうしようかなあ」と迷う日々は続きます。
いっそのこと誰かプレゼントしてくれないかな、頂き物なら簡単に捨てるわけにもいかないから「食べないといけない」という状況になるのにな、と考えています。
ずいぶんムシのいい話だとは思うのですが。
やっぱり自分で買わないといけませんね。
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